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関わりが常に善か

認知症に利用者さんとの関わりで、

『認知症を自覚していない人を、病院まで連れていく』

ことは、とても難しい問題の一つだと思う。

本人のプライド、家族の思い、本人と家族の関係・・・それらを考慮しながら、最善の方法を模索し、進めなければいけない。

今日もまさにそんな状況だった。

以前、担当していた利用者さんの娘さんが、お母さんの認知症を疑い、どうすればよいか相談してきたのだ。

娘さんが通院の話を勧めると、興奮し声を荒げるので、母もよく知っている自分からも、お話しをしてもらえないかというものだった。

お母さんの状態を聞くと、認知症の諸症状が表れている。通院し、精密検査をした方がよい可能性が充分にあった。

さっそく、朝からアポイントメントを取ろうとするが、まったく電話に出ない。

仕方ないので、直接自宅に伺うが、人の気配がしない。

勝手知ったる元担当者さんの家なので、隣近所の人にも聞くと、朝から買い物に出かけたのは見たけど、帰ってきたのは見ていないとの事。

娘さんに連絡し、昼からもう一度伺う事を伝える。

昼から、電話するがやはり出ない。

直接家に行ってみても、やはり人の気配がしない。

すると、遠くで僕を呼ぶ声が。

見ると、娘さんと本人さんが一緒に歩いている。娘さんが小声で「話をしたら、一緒に病院に行ってくれたんです」と話す。

ここで思った。

もしも自分が、朝に本人さんに会っていたとして、はたして病院に行く事を了承してもらえただろうか。

自分が関わらない方が、うまくいく事があるのだと、改めて思えた日でした。


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話すスピードと沈黙

初回面接や定期訪問時、利用者さん・家族さんからお話を聞いている時・此方側の提案を伝える時に、こちらの話すスピードや沈黙を意識しています。

例えば、利用者さんが生活に対する不安を話す時には、利用者さんの話すスピードと同じ位の速さに、あるいはそれよりも少しだけ遅くする。

例えば、利用者さんが嬉しかった事、楽しかった事を話をしてくれている時には、いつもより少しだけ早くする。

例えば、利用者さんが話している時に、意図的に沈黙を使う時があります。

利用者さんの会話の流れを感じ、聞いた情報・聞こえてこないが発している非言語的コミュニケーションに対する答えを出すまでのタイミングを計る。

こうした自らが発する言語的コミュニケーション・非言語的コミュニケーションの使い方により、意外な、面白い発見があったりするのです。

また、沈黙という、どちらかと言えば避けたい状況を、自らが道具として意識して使っている自分に優越感すら感じる事ができます。

そしてこれは、面接・訪問時のみではなく、電話の時にも使えるのですが、電話だと誤解をまねく恐れもある為、充分注意が必要です。

まずは家で、旦那様・奥様・子どもさんで試してみてはいかがでしょうか?

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ケアマネジメントは人生相談

ケアマネジメントとは、人生相談をすることです。

違う、そうじゃないと吠える人は、介護支援専門員ではありません。

介護支援専門員は全てが、自分は利用者さんの人生相談をしていることを知っています。

ではなぜ、実務研修に人生相談の講義がないのでしょうか。

試験問題になぜ、人生相談の問題がないのでしょうか。

人生相談は、誰もが簡単に出来るものだから、わざわざ講義する必要が無いから?

違う。

人生相談は介護保険法を全文覚えるよりもずっと難しいのです。

個体差の大きい、個々の問題にそれぞれの適切な答えを利用者さんと共に探していく、そんな作業を講義できる人間がどれ程いるのでしょうか。

そうして、人生相談に慣れていない新人ケアマネは、言いなりプランを作らされる羽目になる。

新人じゃなくても、人生相談の下手なケアマネは、家族の言いなりプランを作らされている。

こんな悲劇があるだろうか、いや、喜劇だろうか。

介護支援専門員は、もっと人生相談の勉強が出来ないものでしょうか。

・・・簡単にできるじゃないか。

しかも、場所も設備も何も要らない。お金も要らない。

教材は、あなたの横に座ってるじゃないか。

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渾沌、七竅に死す

南海の帝を儵といい、北海の帝を忽といい、中央の帝を混沌といった。
儵と忽とはときどき混沌の土地で出会ったが、混沌はとても手厚く彼らをもてなした。
儵と忽とはその混沌の恩に報いようと相談し、「人間にはだれでも(目と耳と鼻と口との)七つの穴があって、それで見たり聞いたり食べたり息をしたりしているが、この混沌だけがそれがない。ためしにその穴をあけてあげよう」ということになった。そこで一日に一つずつ穴をあけていったが、七日たつと混沌は死んでしまった。

我々は、仕事をしていくうえで、余計なことをしていないだろうか

本当に、目の前の利用者さんのためになっているのだろうか

本当に利用者さんは幸せになっているのだろうか

我々が仕事を懸命にする事で、誰かが不幸になっていないだろうか

自信に満ち溢れ、輝いている人を見るたびに、この言葉が頭をよぎる

頑張りすぎない自分に対する慰めの言葉なのだろうか

誰かに非難されないための逃げ口上なのだろうか

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エビデンス

『介護のエビデンス』ってのをよく聞く

『エビデンスに基づいた介護を』とか『介護のエビデンスを出していく』とか

エビデンス自体の意味は、根拠とか証拠とかだから、介護の根拠を出していくことは良いことなんだと思う

自分達は、こういった根拠の元にこの介護を行ってるんですって、胸をはって言えるからね

じゃあ、介護のエビデンスは何のために出すの?

実習生や新入職員の教育のため?事例検討会でより深い議論をするため?頭の固いお局様を教育するため?職員間のコミュニケ―ションのため?

全部そうじゃないかとは思うけど、利用者さんがでてこないな

エビデンスは利用者さんには何の役にも立たない?そんなことはないよね

エビデンスに基づく良い介護で利用者さんを幸せに出来るはず

本当?エビデンスがあれば本当に良い介護ができるの?エビデンスがあれば良い介護ができるってエビデンスはどこにあるの?そもそも、良い介護って何?利用者さんを幸せにすることが良い介護なら、利用者さんから拒否された介護はたとえエビデンスがあっても悪い介護ってことになるよね?でも、利用者さんから拒否された介護が全て悪い介護とは限らないよね

何が言いたいのか分からない?別にエビデンスなんか必要ないなんて言ってるじゃないよ

あくまでも、エビデンスってのは利用者さんと我々とのコミュニケーションツールじゃないかってこと

個々の利用者さんのナラティブを重視しつつ、エビデンスある介護を提案し、両者の距離を詰めていく

介護のエビデンスって、そういうものじゃないのかな

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プロフィール

Author:眼鏡兼相談員
通所介護の相談員と介護支援専門員を兼務しています。
若い頃は、バイクにのめり込んでいました。
今は息子にのめり込んでいます。

介護の仕事での、皆さまの失敗談を集めています。宜しければ、匿名で構いませんので、下の掲示板に書き込みくだされば嬉しいです。
職種も一緒に書いてくだされば、なお嬉しいです。

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